バイオマスシリカの提供を2023年9月より加速

農業副産物“もみ殻”由来でCO2排出量を大幅削減、カーボンニュートラルの実現へ貢献

三洋貿易株式会社(本社:東京千代田区、代表取締役社⾧:新谷 正伸、以下「三洋貿易」)は、バイオマスシリカ(もみ殻シリカ)の開発・製造を手掛けるBrisil Technologies Pvt, Ltd. (以下「Brisil社」)と国内総代理店契約を締結し、タイヤ、ゴム配合用高分散性バイオマスシリカの日本市場への提供を加速します。

シリカは低燃費タイヤ等の重要な原料であり、今後、需要の拡大が見込まれています。三洋貿易が国内への提供を本格化するBrisil社のバイオマスシリカは、本来農業廃棄物となるもみ殻を原料としており、砂を原料とする従来シリカに比べて最大60%のCO 2排出量の削減※1が見込まれる環境対応製品です。従来品と同等の性能※1で、1:1での置き換えが見込まれます。Brisil社の独自技術により、天然原料を使用することによる最終製品の品質のバラつきを低減し、安定した品質を提供できることも特徴です。



今後はタイヤ、ゴム配合用グレードに加え、塗料、食品、化粧品向け等各種グレードのバイオマスシリカの開発・提供にも力を入れていく予定です。

三洋貿易はサステナビリティへの取り組みを経営の重要課題と位置づけており、環境配慮型商材の取り扱い等を通じ、環境保全や循環型社会への貢献を目指しています。

■Brisil社バイオマスシリカ(もみ殻由来シリカ)について
農業廃棄物のもみ殻の灰を原料に使用し製造された高純度の湿式シリカです。通常グレードおよびタイヤ向け高分散性シリカ(HDS)のラインアップがあります。従来のシリカよりCO2排出量を削減でき、お客さまのサステナブル目標の達成に貢献します。


【代表物性】
・形状:パウダー、マイクロパール
・SiO2(無水ベース):95%以上
・水分:5%
・pH:6.0-7.0
・BET比表面積:130~200(グレードごとに異なる)
Brisil社バイオマスシリカ製品URL:https://chembase-st.com/product/biosilica/


■ Brisil社について
もみ殻やバイオマス廃棄物からシリカを製造する革新的な技術を持つ企業です。インドのグジャラート州に商業規模の生産施設を構え、タイヤ、ゴム、靴向けに製品を提供しています。Brisilのバイオマスシリカは従来のシリカと同等の性能を持ち、最大60%のGHG排出を削減できる※1ことが特長です。現在、インド内外での生産能力拡大を進めています。
三洋貿易は2023年5月に同社へ出資を実施し、2023年8月に国内総代理店契約を締結しました。 Brisil社URL:https://www.brisil.com/


三洋貿易について
1947年、旧三井物産の解体に伴い、同社神戸支店の有志により設立。ファインケミカル、モビリティ、サステナビリティ、ライフサイエンスの4分野で市場ニーズの高い製品の輸出入および国内販売を手掛けるニッチトップの複合型専門商社です。「最適解への挑戦」をスローガンに掲げ、高付加価値商品・技術の提供を通じた社会課題の解決および、最適解の発見・追及に挑戦し続けます。
三洋貿易URL: https://www.sanyo-trading.co.jp/


※1 Brisil社調べ

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三洋貿易株式会社 経営企画部 広報・IRグループ 
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・製品に関するお問い合わせ:
三洋貿易株式会社 事業開発室
Tel.: 052-218-3653 E-mail: nbd-chembase@sanyo-trading.co.jp