決算レビュー

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    通期
  • 2021年9月期
    第3四半期

2022年9月期第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、当初新型コロナウイルス感染者数の減少等により個人消費や企業収益に持ち直しの動きも見られましたが、2022年に入ってオミクロン株の感染が拡大し、更にロシアのウクライナ侵攻を端緒とするエネルギー・資源価格の高騰や急激な円安の進行により、極めて不安定な状況で推移しました。今後につきましても、コロナウイルス感染症の影響、ウクライナ情勢、金融・為替の動向等、先行きは見通せず、混乱した状況が続くものと予想されます。
このような環境下、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、50,539百万円(前年同四半期比11.0%増)となり、営業利益は2,945百万円(前年同四半期比19.0%減)、経常利益は3,666百万円(前年同四半期比8.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,706百万円(前年同四半期比1.4%増)となりました。

セグメントの業績は以下のとおりです。

①化成品
ゴム関連商品は、商品の供給逼迫と仕入価格高騰が継続したものの、幅広い産業での原材料需要が引続き旺盛で好調に推移しました。化学品関連商品では、主力製品の値上げと供給逼迫の影響を受けながらも、主力の塗料、インキ、接着剤向け原材料の販売は堅調でした。ライフサイエンス関連商品は、物流混乱の中でも主力の電材輸出やフィルム関連商材輸出で一定量を確保したことで、堅調に推移しました。
この結果、売上高は18,200百万円(前年同四半期比18.5%増)、セグメント利益(営業利益)は1,246百万円(前年同四半期比35.2%増)となりました。

②機械資材
産業資材関連商品では、引き続き半導体不足等による国内自動車メーカーの減産の影響を受けました。
機械・環境関連商品では、飼料加工機器関連と木質バイオマス関連事業共に本体案件の遅延が発生する等の影響はありましたが、保守サービスは堅調に推移しました。
科学機器関連商品は、コロナの影響で例年に比べ伸び悩みましたが、㈱スクラムの株式譲受によりバイオ関連事業を強化しました。資源開発関連商品では、地熱開発機材の好調を維持しつつ、新たな取組みとして、洋上風力発電関連機材を初受注しました。 この結果、売上高は16,748百万円(前年同四半期比4.7%減)、セグメント利益(営業利益)は1,612百万円(前年同四半期比32.1%減)となりました。

③海外現地法人
Sanyo Corporation of Americaは、高吸水性樹脂が好調に推移しましたが、中国製自勣車部品の追加関税や販管費の増加により営業利益は前期比で大幅に減少しました。三洋物産貿易(上海)有限公司は、一部で半導体不足の影響を受けたものの、自動車部品は堅調に推移し、ゴム・リチウムイオン電池用関連部材などが好調でした。Sanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)は、ゴム関連は非常に好調でしたが、自動車部品がバーツ安・海上輸送費上昇の影響を大きく受けたことで、業績は低迷しました。Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V.も、中国からの自動車部品の海上輸送費高騰や半導体不足による自動車減産等により、減収減益となりました。なお、当期より新たに連結の範囲に含めたSanyo Trading India Private Limitedは、自動車部品が好調で利益に貢献しました。
この結果、売上高は15,522百万円(前年同四半期比23.7%増)、セグメント利益(営業利益)は719百万円(前年同四半期比0.8%増)となりました。

2022年9月期第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、資源高による原材料価格の高騰や半導体不足による自動車の減産、物流の混乱等の下押し要因もありましたが、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の普及等により個人消費や企業収益に持ち直しの動きも見られました。
しかし2022年に入ってオミクロン株の感染が拡大し、再びまん延防止等重点措置が適用されるなど、感染症の影響への懸念が増してきています。海外についても、ウクライナ情勢の緊迫化、米国金融政策、中国経済の動向等、依然不透明な状況が続いています。
このような環境下、当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は24,127百万円(前年同四半期比11.7%増)、営業利益は1,498百万円(前年同四半期比13.0%減)、経常利益は1,746百万円(前年同四半期比4.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,100百万円(前年同四半期比10.3%減)となりました。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等の適用により、当第1四半期連結累計期間の売上高は従来の方法に比べ9百万円減少し、営業利益は2百万円減少しています。詳細は「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更等)及び(セグメント情報等)セグメント情報2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。

セグメントの業績は以下のとおりです。

①化成品
ゴム関連商品は、商品の供給逼迫と仕入価格高騰が継続したものの、自動車向けをはじめ、幅広い産業で需要が旺盛で好調に推移しました。化学品関連商品では、主力製品の値上げの影響を受けたものの、塗料、インキ、接着剤など各種原材料の需要は堅調に推移しました。ライフサイエンス関連商品では、韓国向け電子材料や北米向けフィルム輸出が好調でした。この結果、売上高は8,633百万円(前年同四半期比19.8%増)、セグメント利益(営業利益)は598百万円(前年同四半期比40.5%増)となりました。

②機械資材
産業資材関連商品では、縮小の兆しは見えるものの半導体不足等による国内自動車メーカーの減産の影響を受けました。機械・環境関連商品は、飼料加工機器関連は順調でしたが、木質バイオマス関連事業では本体計上がありませんでした。科学機器関連商品は、粒子・分散評価機器及び表面物性機器などが堅調でした。資源開発関連商品は地熱開発機材が好調を継続しました。この結果、売上高は8,443百万円(前年同四半期比1.4%減)、セグメント利益(営業利益)は942百万円(前年同四半期比18.0%減)となりました。

③海外現地法人Sanyo Corporation of Americaは、高機能性樹脂が好調に推移しましたが、中国製自動車部品の追加関税や販管費の増加により営業利益は前期比で大幅に減少しました。三洋物産貿易(上海)有限公司は、一部で半導体不足の影響を受けたものの、自動車部品は堅調に推移し、ゴム・リチウムイオン電池用関連部材などが好調でした。Sanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)は、バーツ安・海上輸送費の上昇による仕入価格上昇の影響が大きく、売上は堅調に推移したものの、営業利益は減少しました。Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V.も、中国からの自動車部品の海上輸送費高騰に歯止めがかからず、業績は低迷しました。P.T. Sanyo Trading Indonesiaは、ゴム関連を中心に化学品・自動車部品も好調で、増収増益となりました。また、今期より新たに連結の範囲に含めたSanyo Trading India Private Limitedは、自動車部品の販売が好調で利益に貢献しました。この結果、売上高は7,013百万円(前年同四半期比20.6%増)、セグメント利益(営業利益)は336百万円(前年同四半期比7.8%減)となりました。

2021年9月期通期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあったものの、ワクチン接種率の上昇や新規感染者数の減少を受けて9月末に緊急事態宣言が解除される等、改善の兆しも見られました。
一方で、半導体の供給不足による自動車の減産や中国経済の減速、年末に向けての新型コロナウイルス感染症の再拡大も懸念され、依然不透明な状況が続いています。
このような事業環境のもと当社グループでは、社員の安全を第一優先に、長期経営計画「VISION2023」に沿って、強みを活かした付加価値の高いビジネスを追求・深化させ、新規ビジネスの開拓、グローバル展開の加速、新規投資の推進などに継続して取り組み、グループを挙げて業績の向上に努めてまいりました。
人材育成の強化、全社的な新規事業の開発体制構築、グローバルな物流機能の効率化を目的として、人事部・事業開発室・戦略物流室を新設しました。グループ内の設計・開発・製造・販売・保守サービス一元化のために三洋テクニカルセンターの開設を行い、グローバル展開では、米国第3の拠点としてアラバマに、タイ第2の拠点としてレムチャバンに、それぞれ事務所を開設しました。

投資戦略としては、三洋東知(上海)橡膠有限公司を売却する一方、ライフサイエンス分野の強化のために㈱グローバル・トレーディングを買収しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は89,788百万円(前連結会計年度比18.0%増)、営業利益は5,506百万円(同14.9%増)、経常利益は6,190百万円(同17.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,256百万円(同41.3%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
なお、当連結会計年度より経営管理区分を変更したことに伴い、従来「化成品」セグメントに含まれていた㈱ワイピーテックを「機械資材」セグメントに変更しています。
また、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の算定方法により作成したものを記載しています。

①化成品
ゴム関連商品は、商品の供給逼迫と仕入価格高騰が顕在化したものの、自動車向けや家電・情報機器向けの合成ゴムや副資材の販売は堅調に推移しました。化学品関連商品では、近年取り組んできた新規商材の拡販が進み、主力の塗料・インキ向け原材料輸入販売に加え電材輸出やフィルム関連商材輸出等が好調でした。

この結果、化成品の売上高は31,534百万円(前連結会計年度比14.5%増)、営業利益は2,017百万円(同56.9%増)となりました。

②機械資材
産業資材関連商品は、期末にかけて、半導体・部品不足による自動車メーカーの生産調整の影響を受けましたが、通期では自動車生産が回復し好調でした。機械・環境関連商品は、飼料加工機器関連では本体および消耗部品・保守サービスが好調に推移し、木質バイオマス関連事業では大型案件の計上もあり好調でした。科学機器関連商品は、元素分析、耐候性試験機が堅調に推移しました。資源開発関連商品は海洋開発関連機材、地熱開発機材が好調でした。

この結果、売上高は33,414百万円(前連結会計年度比10.7%増)、営業利益は3,665百万円(同7.7%増)となりました。
③海外現地法人
Sanyo Corporation of Americaは、中国製自動車部品の追加関税の影響がありましたが、高吸水性樹脂やフィルム、ゴム関連が好調に推移しました。三洋物産貿易(上海)有限公司は、自動車市場の急回復により自動車関連商品およびゴム関連商品が好調に推移し、また、電池材料が大きく伸長しました。Sanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)は、ゴム関連をはじめ化学品・自動車部品も堅調でした。Sanyo Trading (Viet Nam) Co., Ltd.は塗料・インキ関連が堅調でした。Sun Phoenix Mexico S.A. de C.V.は、海上輸送費高騰の影響を受けましたが、自動車関連部品は好調でした。当期より連結対象としたPT. Sanyo Trading Indonesiaはゴム関連商品が好調でした。

この結果、海外現地法人の売上高は24,689百万円(前連結会計年度比35.4%増)、セグメント利益は978百万円(同16.5%増)となりました。

2021年第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあるものの、ワクチン接種の加速や海外経済の改善により一部に持ち直しの動きも見られました。しかし、変異ウイルスの拡大等により7月に入って感染者数が再び増加し、緊急事態宣言の対象地域が6都府県に拡大されるなど感染症の収束は見通せず、景気の先行きは引き続き不透明な状況にあります。
このような環境下、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は68,425百万円(前年同四半期比19.3%増)、営業利益は5,083百万円(前年同四半期比33.0%増)、経常利益は5,628百万円(前年同四半期比33.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,791百万円(前年同四半期比38.3%増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より経営管理区分を変更したことに伴い、従来「化成品」セグメントに含まれていた㈱ワイピーテックを「機械資材」セグメントに変更しています。以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。

① 化成品
ゴム関連商品は供給逼迫と価格高騰が深刻化したものの、自動車向けをはじめ全ての産業で原材料の需要が拡大し、好調に推移しました。化学品関連商品では、主力のUVインキ原料等素材の輸入販売が好調に推移し、韓国向け電子材料の輸出や北米向けフィルムの輸出も堅調に推移しました。また2016年㈱ソート買収に関連したのれん償却が終了し、償却負担が減少しました。
この結果、売上高は23,565百万円(前年同四半期比8.2%増)、セグメント利益(営業利益)は1,514百万円(前年同四半期比45.7%増)となりました。

② 機械資材
産業資材関連商品では、半導体不足による生産調整懸念は緩和し、主力であるシート周辺部材の販売は好調でした。機械・環境関連商品では北海道当別町の大型バイオマス案件が実現、粉体関連は消耗品・保守サービスが堅調に推移しました。科学機器関連商品は、粒子分散や耐候性試験機などが堅調でした。
この結果、売上高は26,016百万円(前年同四半期比15.2%増)、セグメント利益(営業利益)は3,364百万円(前年同四半期比29.1%増)となりました。

③ 海外現地法人
Sanyo Corporation of Americaは、高吸水性樹脂やゴム関連が好調に推移しましたが、中国製自動車部品の追加関税や販管費の増加により営業利益は微増に留まりました。三洋物産貿易(上海)有限公司は、自動車市場の急回復により自動車部部品が大幅に伸長し、全体としては非常に好調でした。Sanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)は、ゴム関連を中心に化学品・自動車部品も堅調で、増収増益となりました。Sanyo Trading (Viet Nam) Co., Ltd.は、塗料・インキ関連が好調でした。Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V.は、自動車関連部品は好調も、中国からの海上輸送費高騰の影響を受け、増収・減益となりました。なお、当期よりPT. Sanyo Trading Indonesiaを連結の範囲に含めています。
この結果、売上高は18,731百万円(前年同四半期比45.4%増)、セグメント利益(営業利益)は932百万円(前年同四半期比38.0%増)となりました。